マカンに試乗。販売が好調なのも納得のクルマです。
マカンに先日試乗してきました
先週の土日にケイマン試乗フェアがやっていましたが、そのノベルティであるタンブラーが欲しく、PCへ試乗をしに行くことを計画しました。(物乞い精神)
ただ、ケイマンで乗り付けてケイマンに乗るのもおかしな話というか、いつもお世話になっている営業さんにも迷惑なので、ケイマンとは毛色の違うクルマに試乗しようと決めて、試乗車の確認をしました。
すると、「マカンのベースグレードがある」ということで、週末の試乗車が決定しました。
ポルシェの4ドアに初試乗
そもそも僕にとって、
ポルシェとはスポーツカーのブランドである。
と認識していたので、マカンなどの4ドアモデルに関しては試乗どころか展示車のドアを開けたこともありませんでした笑
ということで、ある程度の情報(主要諸元レベルですが)を頭に入れて週末を迎えました。
PCを訪れたのは土曜日だったためか、人が多くてやや驚きましたが、試乗はスムーズに案内していただけました。
試乗前の印象
試乗前に外見を紹介していただいたのですが、やはり横幅が1.9m以上ある為迫力を感じました。
もし購入するとなれば日常の足としてコンビニから病院まで様々な場所へ行くことになあるので、この横幅は正直なところ、使いにくいのではないかというのが第一印象でした。
一方、リアトランクのドアに「開く高さのメモリー機能」がついていることには感心しました。
もともとSUVとして車高が高いマカンですが、トランクドアを全開にすると恐らく2m以上の高さになってしまいます。
しかし、このメモリー機能によって開く高さが調節でき、狭い場所でのトランクの開閉に安心できるというのは個人的には加点ポイントでした。
いざ、試乗
今回の試乗車は2L直列4気筒ターボのベースグレードなのですが、その軽快な走り出しに驚かされました。
当日は僕と父と妹と営業さんの4人で試乗したのですが、全く重さを感じさせずスムーズに動き出しました。
トルク感のある走り出しで、SUVだからと言って、ポルシェのエンジニアをなめていたことを心の中で謝罪。笑
エンジンサウンドに関しては、「並み」といったところでしょうか。
ある程度回すと車内に聞えてくるのですが、特に記憶に残っていません笑
ステアリングもケイマンほどではないにせよ適度に重く、安心感がありました。
曲がりながら、ある程度のスピードで轍を超える際も、とても自然にいなしてくれていたのが印象的です。
試乗前に懸念していた横幅についてですが、その大きさをフォローするために標準装備として、ルームミラーに左側面の状態を映し出す画面があり、例えば路上駐車する際にちょうどいい寄せが出来たり、狭い道ですれ違う際にしっかりと端によることが可能になるということでした。
実際、試乗中に対向車とすれ違うシーンがあったのですが、恐怖感を感じることなく自然にすれ違うことが出来ました。
途中運転を交代して、後部座席にも座ってみたのですが、文句なしの乗り心地でした。
スポーツカーライクなSUVなので突き上げ感があるだろうなと覚悟していたのですが、そのようなことは全くなく、むしろCクラスの後部座席のような優雅ささえ感じました。
試乗を終えて
当初考えていたネガティブな印象は全て取り払われたといった感じです。
試乗を終えるころには、全幅を全く気にしなくなっており、ドライブに集中している自分がいました。
そして、「これっておいくらでしたっけ...?」という考えが頭を支配し始めていました笑
見積もりを取得
とりあえず見積もりをとってみたので、紹介します。
つけたオプションはできる限り最小限にしたつもりです。
マカン(ベース)
ホワイト
ブラックインテリア(標準)
フロアマット
ヒートシーター(フロントのみ)
サラウンドビュー付きパークアシスト
PDLS内臓バイキセノンヘッドライト
18インチマカンSホイール
プライバシーガラス
車両本体価格 6990000円
オプション代 906120円
税金・保険代 293580円
これにもろもろが入った乗り出し価格が
8,361,120円
となりました。
Q5よりは高価ですが、試乗した感想も込みで考えるとこの価格差分の違いはあるかなと思います。
最後に
私の妹が言っていて気が付いたのですが、マカンって「奥さんも運転できるスポーツSUV」なんですよね。
ポルシェにしては珍しく、標準装備もりもりですし、上記のように運転を手助けするシステムも備わっています。
SUV市場はここ数年盛り上がり続けていますが、その中でも「運転の楽しみを感じながら、家族が日常的にも使える」という面でマカンはかなり競争力が高いと感じました。
中古車市場でも高値安定のマカンですが、試乗してみてその理由には納得させられました。
マカンを「ポルシェバッチが欲しいだけの奴ら」なんて思っている硬派な皆さんも乗ってみると、ポルシェのエンジニア達の技術力の高さを再確認できるかもしれませんよ。